
黒岩新高梨
こんにちは。
最近、朝晩は涼しく感じられすっかり秋めいてきました。
秋の味覚の一つ、梨。 高知県の梨の産地で有名な黒岩地区の新高梨の出荷が始まりました。

先日、黒岩新高梨を栽培されている伊藤果樹園さんのところへ伺いました。

伊藤果樹園さん

自然豊かな土地で、新高梨をメインに秋月梨や豊水梨を家族で栽培されています。

伊藤さん親子
ご主人の伊藤さんにお話を伺いました。
70年ほど前から経営されている伊藤果樹園さん。伊藤さんが3代目で45年もの間梨を栽培されています。
黒岩新高梨は、小玉サイズの家庭用から大玉なものでは2キロ近くなるものもあり高価な贈答用としても人気がありますが、栽培するには大変な苦労が伴います。
梨の収穫は早い品種で8月頃からですが、台風や水害が多い時期でもあり被害を避けられないことも多いです。また、毎年カラスなどの多くの食害にも悩まされています。
そのような中、伊藤さんは数十年の経験を活かし被害を最小限に抑えられるよう日々改善されています。

収穫にはまだ少し早い時期でしたが、採れたての梨を試食させていただきました。

試食させていただいた梨
新高梨、秋月梨、豊水梨、甘太という品種の梨ですが、皆さんは写真を見てどれがどの品種かわかりますか?(^^)
正解は…

ざっくりですが、一番大きいのが新高梨。
果皮が青みがかっているのが甘太。
果皮に縦筋が入っていて斑点が目立つのが豊水梨。
残りが秋月梨です。
個人的には、甘太が特に甘くて美味しかったです(^^)
甘太は新品種で稀少なものらしいですが、多汁で高糖度なのが特徴。甘い梨が食べたい人にはピッタリだと思います!

「美味しい」と言われることが嬉しい。
努力が報われたときは、疲れも一瞬にして吹き飛ぶね!
と笑顔で話す伊藤さん。
香りが良く最高に美味しいものを食べてもらいたいという想いで、完熟で収穫することを心掛けているそうです。
他にも、除草剤を使用しないこと。2年かけて有機堆肥を手作りし使用しているなど、独自のこだわりも見られました。

梨を収穫している伊藤さん
高知県で有名な黒岩新高梨。その品質を維持できるのは、伊藤さんのような農家さんの強い想いと絶え間ぬ努力があるからなんですね。
伊藤さんの想い、沢山の消費者のもとへ届きますように…!
これから11月頃にかけて黒岩新高梨の収穫のピークを迎えます。
香り高く味も徐々に甘みが増して美味しくなります。
シャリシャリとした食感でジューシーな黒岩新高梨。
今年の味を是非ご堪能ください(^^)
