
今が旬、自然薯の売場(ダイレックス吉田店)
こんにちは。 今日は冬が旬の自然薯(じねんじょ)についてのお話です。
自然薯とは
ヤマノイモ科の山芋の一種です。
「山に自然に生えているイモ」から「自然薯」と名付けられました。
山芋の中でも一般的に見かけることが多いのが長芋です。長芋は「春掘り」「秋掘り」の年2回収穫されスーパーでも一年中販売されています。長芋と比べて自然薯は、栽培が難しく連作を嫌うので農家さんも限られています。その為、収穫量は少なくなり販売時期は限られてしまいます。
また、水分量が多い長芋と比べて自然薯はすりおろすと強い粘りを持つのが特徴です!

自然薯の産地へ行ってきました

「水晶園」さんの自然薯
水晶園さんは、8年前から自然薯を栽培されています。きっかけは、「周りの人が栽培していないものを作りたかったから」だそうで、「質の良い物しか売りません」という高品質に強いこだわりを持つ職人気質がうかがえます(^^)


高級感漂う「水晶園」さんの自然薯
水晶園さんのこだわる自然薯は、見た目が色白でまっすぐに伸びているのが理想的。
自然薯は極度に水分を嫌い土の中で水分を避けて成長する為、まっすぐに育てるのは特に難しいそうです。何枚もの長い板を土の中に並べて、自然薯がまっすぐ育つように栽培されています。

ヤマノイモの肉芽「ムカゴ」
自然薯は、通常は種芋から苗を作ることが多いですが、ムカゴというヤマノイモの肉芽を植えて栽培する方法もあるそうです。種芋からだと1年、ムカゴからだと2年で自然薯が収穫できるそうです。
様々な食べ方を楽しもう

強い粘りが最高!とろろご飯
自然薯独特の強い粘りを楽しむなら生ですりおろして食べるのが一番です(^^)自然薯には、食材の吸収を助ける働きがあるたくさんの消化酵素が含まれます。消化酵素は熱に弱い特徴がある為、生ですりおろして食べる「とろろご飯」は栄養を損なわずに食べられます。

また、温かいものを食べたくなる今時期には、そばやうどんにのせたり鍋物に加えて食べるのも良いですね~!
生食・揚げ物・煮物など様々な調理法で違った味わいを楽しめる自然薯。
是非、お好みの食べ方を見つけてみてくださいね~(^^)