昔ながらの大玉・桃太郎トマト
会いに行ける生産者生産量県内トップクラス!トマトの村さんの大玉トマト
高知市春野町で20年にわたりトマトの生産に取り組まれています。「一年間元気なトマトを作ること」を目標に、年中安定したトマトの大量生産に力を入れられています。
親しみを込めたおじさんのロゴマーク
印象的なロゴマークでお馴染みの大玉トマト。大きいながらもしっかりとした甘みとさわやかな酸味のあるのが特徴です。
ロゴマークのモデルは先代のオーナーさんだそうです。「おじさんトマト」が食卓に並ぶところを想像して…という想いが込められています。
こだわり続けてたどり着いた栽培方法
「朝、トマトを見て元気がないと、自分まで元気がなくなってしまう。」と小松さん。栽培方法を改良しながらロックウール栽培にたどり着きます。
ロックウール栽培とは養液栽培の一種で、鉱物で作った人工培地で無機質、無菌。また空隙が95%以上もあり、根が成長するために大切な通気性、保水性、保肥性にも優れています。
一般的な土壌栽培では化学薬品を使い土壌を消毒しなくてはいけないところを、ロックウール栽培ではそれらを回避することができ、安全なトマトを安定して生産する事ができます。
受粉に大活躍
ハウス内では「マルハナバチ」という受粉を手助けする蜂を放し飼いにしていました。実はこの蜂、針を持たないので刺されないのですが…近寄られるとやっぱり怖かったです。
店舗を通じてお客様の声をダイレクトに
自社トマトをたくさん使用したパイを看板メニューに据え、現在(2019年12月)高知県内に2店舗の、パイとタルトの専門店「野菜がタルト」を展開しています。
お客さんの反応をダイレクトに感じながら、自分たちの作ったトマトをふんだんに使ったパイやタルト、トマトジュースやトマトソフトクリームなどを提供されています。
パイとタルトの専門店「野菜がタルト」
今後の課題
毎日食べてもらう為にトマトを提供するだけでなく、「レシピや食べ方なども伝えて行きたい」と小松さん。トマトを最大限に生かす為に努力を惜しみません。
株式会社トマトの村
〒781-0324 高知県高知市春野町西畑 353
Tel 088-894-3265
https://tomatonomura.jp/
取材を終えて
大規模なトマトの栽培。ハウス内に蜂を放し飼いにしていることなど、農業初心者の私にとっては驚きの連続でした。
そしてトマトの村さんの最大の特徴は、飲食店やイベントを通して消費者と積極的に交流されていることです。自社のアピール力、消費者の意見を取り入れる柔軟性、今とても勢いのある生産者さんです。
今後のご活躍に目が離せません!!
担当:枝重